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 パラオやけどにご注意を! by Suzuki
「パラオの紫外線は日本真夏時の7倍、あなたは対策をしていますか?」

私はガイドです。インパックという会社で2年以上働いています。そして、毎日色々なお客様をツアーにご案内しています。ツアーの時、一番最初のブリーフィングで必ず言うことがあります。それは、「日焼け対策はしっかりと」ということです。私はこの点に関してはかなり強くいいます。では、なぜ強く言わないといけないのでしょうか?


<キャンセルお願いします>

それは、ある日のことでした。朝事務所でツアーの準備をしていた時、電話が鳴ったのです。
「はい、お電話ありがとうございます、インパックツアーズです」と受話器をとったら、
「すみません、今日のツアーを予約している○○と申します。ツアーのキャンセルをお願いしたいのですが・・・」
私は「今日は天気もいいし、絶好のツアー日です。どうかなさったのですか?」とききました。大雨の日にキャンセルしたい人はいますが、快晴の日はいません。
しかしながら、次に私が聞いた回答は私も想像をしていないものでした。
「主人が体調が悪いもので・・・昨日日焼けしすぎたみたいです。体中が赤くなって、動くのもつらそうなんです」
「日焼けをしすぎたから・・・? 事情が事情なので大変申し訳ないのですが、ツアー当日にキャンセルとなりますと、100%のキャンセル料金が発生します。それでも宜しいでしょうか?」
「かまいません。キャンセルをお願いします」


・・・私は自分のツアーの時は必ず日焼け対策についてお客様に注意を促しています。
しかしながら、私も「日焼けを甘く考えていた」と、後になってから思いました。
結局、このお客様はツアー代金を全額お支払いいただいて、ツアーキャンセルとなりました。
たしかサウスロックアイランドツアーでしたので、お二人で$250です。決して安くない金額です。


<日焼けって何だ?>

そこで、日焼けについてもうちょっと知識が欲しいと思った私は、日焼けについて調べ始めました。その内容をこれからあなたとシェアしたいと思います。

 日焼けとは:日焼けを起こす中心となるのは紫外線。紫外線にはUVA(長波長紫外線)とUVB(中波長紫外線)がある。日焼けを起こす紫外線は主にUVB。
 日焼けの症状:日焼けはサンバーンとサンタンに分けられます。皮膚が赤くなる日焼けはサンバーンです。これは、皮膚の血流量の増加が原因で、主にUVBによって細胞遺伝子に生じたキズです。皮膚が黒くなるのはサンタンと言います。
   (注意!)サンタンも、一部は遺伝子に傷が付いている為に起こる現象です。健康的なサンタンはありません。よく「肌を黒く焼きたいから、日焼け止めは塗りません!」と言う方がいらっしゃいますが、それは自分の遺伝子を傷つけることに繋がるんです!
 日焼けしやすい人、しにくい人:日焼けはスキンタイプによって、症状が異なります。スキンタイプは以下のとおりです(あなたはどこに当てはまりますか?)。
    スキンタイプ1:すぐ赤くなるが、黒くならない
    スキンタイプ2:すぐ赤くなり、わずかに黒くなる
    スキンタイプ3:赤くなった後、いつも黒くなる
    スキンタイプ4:あまり赤くならず、すぐ黒くなる
    スキンタイプ5:めったに赤くならず、非常に黒くなる
    スキンタイプ6:決して赤くならず、非常に黒くなる
 日焼け後:紫外線を子供の頃から繰り返し浴びている皮膚は、遺伝子が変異したり、その働きに異常が生じ、紫外線を浴びていない皮膚よりもシミやシワ、さらに良性・悪性の腫瘍ができやすくなります(Photoaging)。老化によるものと思われている皮膚の見た目の変化は、実は紫外線によって引き起こされたものであるとも言われています。小さい頃から毎日紫外線を浴びる顔の皮膚は、皮膚がんが発生しやすいと言われています。毎日の生活の中で紫外線を浴びすぎないようにしなければ、皮膚腫瘍が発生する可能性、紫外線によるシミやシワによる生活の質が低下する可能性が増加します。
      オーストラリアやニュージーランドでは皮膚がんの治療費が北米よりも格段に安いようです。それは、南半球はオゾン層が破壊されていて紫外線が多く地表に届くので、多くの皮膚ガン患者がいる為だそうです。

日本では環境省、気象庁が日焼けに対して取り組んでいる他、世界ではWHO、アメリカ合衆国、オーストラリア、カナダ、フランスなどで活動が行われています。


<目にも影響がある?>
パラオでは、ほとんどのガイドがサングラスを掛けているのを見ると思います。
それは、単に格好がいいから、ではありません。試しに、誰かに聞いてみて下さい。「何でサングラスをしているのですか?」と。「それは、目を白内障から守る為だよ」ときっと言うと思います。よほど変な人じゃない限り・・・。紫外線による目への障害は、サングラスの使用でかなり防止できるのです。
サングラスを選ぶときは、デザインもかなり重要ですが、紫外線カットが表示された製品を選んでください。色はできれば濃くない方がベターです(色の濃いサングラスをつけると、瞳孔が開いて紫外線カットが充分ではない場合、たくさんのの紫外線が目に入ってきてしまいます)。あまり安すぎるのは品質的に問題がある場合がありますので、あまりお勧めしません。
でも、多くの人が気にすることがあります。「サングラスすると、目の周りだけ白いんだよね。それって、格好悪いじゃん!」。まあ、確かにパンダみたいになってしまいます。でも、欧米ではそれが当たり前です。目を守ることの方が、白内障にならないことの方が、一時格好悪くなるより大事です。でもそれでも心配でしたら、しっかりと日焼け止めを顔の回りに塗りましょう。


<日焼け対策になるもの>
 ・ 日焼け止め
 ・ サングラス
 ・ 帽子
 ・ ラッシュガード
 ・ パレオ、etc

これからパラオに来るあなた、パラオやけどにご注意を!


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